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特別展について

特別展

 一階の展示室では、化石・陶磁器などジャンルを問わず、さまざまな展示会が行われています。

 ここは、一般の収集家や研究者の方の長年の成果を発表する場となっていて、4カ月ごとに色々な展示会を行っています。

運営方針(昭和45年 荒木集成館開館記念展パンフレットから)

 社会人の中には趣味の段階を越えた尊い研究に余暇の善用に励げんでおられる方々の多い事を私の人生を通して見てまいりました。これらの尊い研究が、そのまゝ埋もれてしまうと云う事はないであろうが、世の人々に紹介されないまゝにじっと待っている事は確かである。例えば考古学遺跡の遺物が発見、発掘されるのを待っているのと同じように。私は熱田図書館で個展を開いて戴いた感謝を捧げると共に、この喜びを次の世代の人々にたとえ小さくとも贈ってあげたいと願うからである。名付けて「人間発掘」と。

 集成館は私立(現在は公益財団法人)です。見学者の皆さんが営運の鍵を握っています。見学者であり協力者であり展示者であって戴くようお願い申します。’71年よりは一般社会人の研究家に、この展示室を交代で提供し、社会教育に貢献致したく願っています。

 社会科学、自然科学の研究コレクションをしておられる方々の発表、展示にご利用下さるようお待ちしております。

松尾コレクション・陶器
松尾功一
令和4年5月8日(日)〜8月7日(日)(金・土・日開館展示)
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はじめに

 古来より趣味の収集は陶器に始まり陶器に終わると云われています。私がこれまでに集めた陶器のうち、九谷焼を紹介します。

九谷焼の由来(歴史)と手法

 九谷焼は日本を代表する色絵陶磁器です。
 江戸時代前期、大聖寺藩領の九谷村で生産されたことから九谷焼の名称がつきました。

 1655〜58年頃から1688〜1704年にかけて作られたものを古九谷と呼ばれ、5つの色(赤・黄・緑・紫’紺青)を使った「九谷五彩」の色彩で描かれています。

 九谷焼は、半世紀ほどで1度は廃窯となりましたが、廃窯から100年後に加賀藩の取り組みにより作られるようになりました。1807年に木米風の春日山窯が作られ、1827年には青・黄・紫・紺青の4鮮が美しい吉田家風、1831年に「九谷赤絵」と呼ばれる特徴的な名赤色を使った飯田家風、1841年に古九谷・吉田家・赤絵・金襴手の手法を兼ね備えた庄三風、1865年に艶やかな赤と金が施された永楽風が誕生しています。

 また最大の魅力は「上絵付け」です。上絵付けは、本焼きした陶磁器の釉薬(ゆうやく)の上に顔料で紋様を書き、再度焼く技法で九谷焼や有田焼に広く用いられています。

 上絵付けには「赤・黄・緑・紫・紺青」の五彩手という、みごとな色彩効果と優美な絵模様に表れ、窯ごとに独自の画風があります。その他「緑・黄・紫・紺青」を使用した青古九谷の塗埋手(ぬりうめで)があります。

 展示品の九谷焼は、主に「緑・黄・紫・紺青」を使用した青古九谷の塗埋手(ぬりうめで)盛り上げて作られたおり、青九谷と呼ばれています。見込み(表面の模様)に青と言っても実際は緑色を呈していした陶磁器の焼ものです。

伊万里焼の由来(歴史)と特徴

 伊万里焼は佐賀県有田町周辺で作れてている磁器で、現在の伊万里川河口付近から船で積み出された「伊万里焼」と呼ばれるようになりました。
 江戸時代の1616年頃の、染め付け呉須のみで仕上げれてたシンプルで厚みのある焼きのでしたが、酒井田柿右衛門により上絵付がされるようになりました。
 1640年代に特徴的な赤絵の柿右衛門様式生まれ、1688年赤や金を使った、華やかな金襴手様式(きんらんてよき)が生まれました。

過去の開催記録

No展示会名展示者開催日
241松尾コレクション松尾功一2022.5.8〜8.7
240中部地方の化石伊藤隆美・村上彰彦2022.1.15〜4.3
239干潟の貝類・いまむかし日比野史郎2021.9.10〜12.5
238悠久のモンゴル遊牧民〜生活民具展〜川田敏章2021.5.7〜8.8
237未・化石展〜生物のつながりを探して〜森脇徹2021.1.16〜4.4
236日本のアンティークしおり展豊嶋利雄2020.9.12〜12.6
235染付皿展 荒木集成館収集品荒木集成館2020.6.5〜8.9
234魚化石コレクション〜魚たちの進化〜東海化石研究会2020.1.17〜4.5
233装いのコレクション伊藤正孝2019.9.7〜12.8
232深海生物・いまむかし日比野史郎2019.5.11〜8.4
231生命誕生から人類まで牧口貴久2019.1.19〜4.7
230絵馬からみた日本の歴史と伝統〜全国の絵馬約350点大集合〜中島克人2018.9.7〜12.9
229福原稔・第6回切手展福原稔2018.5.11〜8.5
228東海化石展 マダガスカルの自然東海化石研究会2018.1.12〜4.8
227戦後尾張の茶碗展 大石浩士コレクション大石浩士2017.9.3〜12.3
226幸せを呼ぶ福助展鈴木照夫2017.5.7〜8.6
225県の化石(日本地質学会が選考した県の石から)東海化石研究会2017.1.13〜4.9
224貧乏徳利展鈴木照夫・淡河俊之2016.9.9〜12.4
223福原稔・第5回切手展〜公園切手 併設 弁当包紙・箸袋展福原稔2016.5.6〜8.7
222レプリカ(化石模型)の世界東海化石研究会2016.1.15〜4.10
221吟月窯・鈴木照夫作陶展 土と灰釉を楽しむ〜100碗と狛犬・シーサーたち〜鈴木照夫2015.9.11〜12.6
220模型で楽しむ山車 節句の飾り物下地好孝・小倉勝美2015.5.8〜8.9
219中央構造線に伴う化石たち東海化石研究会2015.1.16〜4.5
218福原稔 第4回切手展 年賀切手福原稔2014.9.12〜12.7
217北伊勢山中学校生物クラブOB コレクション展藤正彦ほか2014.5.9〜8.3
216北海道とアンモナイト川辺伸一2014.1.17〜4.6
215犬山焼徳利 百撰展土田晃司2013.9.13〜12.8
214文房四宝展一ノ瀬芳翆2013.5.10〜8.4
213東北の化石東海化石研究会 水野吉昭2013.1.12〜4.14
212銅鏡・日本と中国の鏡 杉村美行収集品杉村美行2012.9.7〜12.9
211近代の藍染・蕎麦猪口(そばちょく)荒木集成館理事長・荒木正直2012.5.11〜8.5
210おまけフィギュアと化石の世界東海化石研究会 水野吉昭2012.1.14〜4.8
209楽しいミニカーの世界荒木正直 ほか2011.9.9〜12.11
208竹内睦・茶陶収集展竹内睦2011.5.7〜8.7
207ジュラ紀のアンモナイト展東海化石研究会2011.1.8〜4.10
206福原稔 第3回切手展 〜1960−70年代の切手〜福原稔2010.9.10〜12.12
205近代尾張の茶碗展 大石浩士コレクション大石浩士2010.5.7〜8.8
204知多半島の深海生物化石東海化石研究会展2010.1.15〜4.11
203お宝コレクション展辰巳・井上・白井・小倉・下地夫妻2009.9.11〜12.13
202美しい世界の貝・共生する貝 名古屋貝類談話会天野正晴・田中利雄2009.8.14〜8.30
201東海道の宿場「鳴海」の古今〜記者の目で見つけた地元の歴史〜淡河俊之2009.5.8〜8.9
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