Home > 特別展

特別展について

特別展

 一階の展示室では、化石・陶磁器などジャンルを問わず、さまざまな展示会が行われています。

 ここは、一般の収集家や研究者の方の長年の成果を発表する場となっていて、4カ月ごとに色々な展示会を行っています。

運営方針(昭和45年 荒木集成館開館記念展パンフレットから)

 社会人の中には趣味の段階を越えた尊い研究に余暇の善用に励げんでおられる方々の多い事を私の人生を通して見てまいりました。これらの尊い研究が、そのまゝ埋もれてしまうと云う事はないであろうが、世の人々に紹介されないまゝにじっと待っている事は確かである。例えば考古学遺跡の遺物が発見、発掘されるのを待っているのと同じように。私は熱田図書館で個展を開いて戴いた感謝を捧げると共に、この喜びを次の世代の人々にたとえ小さくとも贈ってあげたいと願うからである。名付けて「人間発掘」と。

 集成館は私立(現在は公益財団法人)です。見学者の皆さんが営運の鍵を握っています。見学者であり協力者であり展示者であって戴くようお願い申します。’71年よりは一般杜会人の研究家に、この展示室を交代で提供し、社会教育に貢献致したく願っています。

 社会科学、自然科学の研究コレクションをしておられる方々の発表、展示にご利用下さるようお待ちしております。

生命誕生から人類まで
平成31年1月19日(土)〜4月7日(金・土・日開館展示)
牧口貴久

1 第一次化石ブームから半世紀

日本においで一般に「化石」というものが認知され始めたのは1968年のフタバスズキリュウ発見当事であったと思います。その後に化石ブームが起きてあれからすでに50年、半世紀のときが流れました。その少し前には市民が参加する野尻湖発掘調査が始まり、昨年も第22次調査が行われて57年目を迎えたという報道がありました。日本で一つの発掘調査がこれだけ長く続いていることは素直な驚きです。この第一次化石ブームは、恐竜展や化石展を各地で開催する呼び水になりましたが、テレビのウルトラマンなどの影響もあり「怪獣」と「恐竜」の区別がつかないような認知度の中で開催されていたのを思い出します。そんなプームの中でも一般の書物には化石関係のものはほとんどなく、この地方で45年前に発刊された化石風土記(1974)は異彩を放っていました。

 1987年にNHKが「地球大紀行」を12回シリーズで放映し「地球の歴史」に関心が高まりだしたところに、90年代初めの世界的な新種恐竜プーム、引き続きジュラシックパーク公開が拍車を掛け、日本でも平成の恐竜ブームが起こりました。報道も「化石ニュース」を取り扱う場面が増え、その後は「恐竜」、「化石」、「地球史」が市民権を得て、テレビではNHKが「生命40億年はるかな旅」「地球大進化」「生命大躍進」をはじめとした番組を放映し展示会を開催、昨年も「地球事変シリーズ」や「人類誕生シリーズ」がブームを起こしました。平成の時代は、全国のイベントや博物館では恐竜博や地元の地史を中心とした化石展が盛んに開催され現在も世間の関心は継続しているようです。きっかけとなった昭和化石の象徴「フタバスズキリュウ」は平成18年(2006年)にやっと新種と認められて記載されました。

 インターネットの発展とともに情報量は格段と増し、書店には次々と地球史や生命史、古生物関連の普及書が並ぶ時代になったことは、私たちにとっては喜ばしい限りです。

2 荒木集成館での平成最後の展示会

「地球史・生命史」は平成の時代に飛躍的な進展がありました。その平成も間もなく元号が変わり幕を閉じようとしています。これら平成の研究成果を振り返りながら、荒木集成館での平成最後の展示会に無謀にも「生命誕生から人類まで」という壮大なテーマで臨んでみました。

 博物館のようにはいきませんが、平成に解き明かされた知見をもとに、「地球史46億年」、「生命史38億年」のテーマに、半世紀を過ごしたアマチュア個人がどこまで迫れるかにチャレンジした企画です。実物・レプリカ・模型・資料を駆使して地球や命の物語りを紐解いていきます。

 ミニ展示のため標本も小さく迫力はありませんが、地球史における平成の研究成果が少しでもお伝えできれば幸いです。ラーゲルシュテッテンの化石展示(本来なら残らないような軟体部などが保存されている保存の良い奇跡の化石)や生痕化石、生きている化石などのミニテーマ展示も行いました。

過去の開催記録

No展示会名展示者開催日
231生命誕生から人類まで牧口貴久2019.1.19〜4.7
230絵馬からみた日本の歴史と伝統〜全国の絵馬約350点大集合〜中島克人2018.9.7〜12.9
229福原稔・第6回切手展福原稔2018.5.11〜8.5
228東海化石展 マダガスカルの自然東海化石研究会2018.1.12〜4.8
227戦後尾張の茶碗展 大石浩士コレクション大石浩士2017.9.3〜12.3
226幸せを呼ぶ福助展鈴木照夫2017.5.7〜8.6
225県の化石(日本地質学会が選考した県の石から)東海化石研究会2017.1.13〜4.9
224貧乏徳利展鈴木照夫・淡河俊之2016.9.9〜12.4
223福原稔・第5回切手展〜公園切手 併設 弁当包紙・箸袋展福原稔2016.5.6〜8.7
222レプリカ(化石模型)の世界東海化石研究会2016.1.15〜4.10
221吟月窯・鈴木照夫作陶展 土と灰釉を楽しむ〜100碗と狛犬・シーサーたち〜鈴木照夫2015.9.11〜12.6
220模型で楽しむ山車 節句の飾り物下地好孝・小倉勝美2015.5.8〜8.9
219中央構造線に伴う化石たち東海化石研究会2015.1.16〜4.5
218福原稔 第4回切手展 年賀切手福原稔2014.9.12〜12.7
217北伊勢山中学校生物クラブOB コレクション展藤正彦ほか2014.5.9〜8.3
216北海道とアンモナイト川辺伸一2014.1.17〜4.6
215犬山焼徳利 百撰展土田晃司2013.9.13〜12.8
214文房四宝展一ノ瀬芳翆2013.5.10〜8.4
213東北の化石東海化石研究会 水野吉昭2013.1.12〜4.14
212銅鏡・日本と中国の鏡 杉村美行収集品杉村美行2012.9.7〜12.9
211近代の藍染・蕎麦猪口(そばちょく)荒木集成館理事長・荒木正直2012.5.11〜8.5
210おまけフィギュアと化石の世界東海化石研究会 水野吉昭2012.1.14〜4.8
209楽しいミニカーの世界荒木正直 ほか2011.9.9〜12.11
208竹内睦・茶陶収集展竹内睦2011.5.7〜8.7
207ジュラ紀のアンモナイト展東海化石研究会2011.1.8〜4.10
206福原稔 第3回切手展 〜1960−70年代の切手〜福原稔2010.9.10〜12.12
205近代尾張の茶碗展 大石浩士コレクション大石浩士2010.5.7〜8.8
204知多半島の深海生物化石東海化石研究会展2010.1.15〜4.11
203お宝コレクション展辰巳・井上・白井・小倉・下地夫妻2009.9.11〜12.13
202美しい世界の貝・共生する貝 名古屋貝類談話会天野正晴・田中利雄2009.8.14〜8.30
201東海道の宿場「鳴海」の古今〜記者の目で見つけた地元の歴史〜淡河俊之2009.5.8〜8.9
 これ以前の開催記録は ここをクリック してください。