Araki Syuseikan Museum | 〒468-0014 名古屋市天白区中平5-616 |
ノベルティとは、陶磁器製の人形や置物のことで、その特徴は、精巧な形状、繊細な絵付・装飾、大小様々な製品を生産することが可能であるなど、数多あります。
ノベルティは明治時代に入り、精巧な造形や繊細な絵付けは海外で高い評価を得ていました。
愛新陶器は1953年に創業し、主に輸出が中心でアメリカ主体のイエス様やマリア像などの宗教人形の製造や、アメリカからデザイン提供されたノベルティを瀬戸で製造していた。その後九州佐世保へ工場を造り製造を始めたが、円安をきっかけに海外へ進出を始め、台湾やマレーシア、中国へと進出した。現在、中国へ進出したことをきっかけに中国企業との合併で会社を設立しました。
愛知県の瀬戸で製作されたものは、「セト・ノベルティ」と称し、海外で高い評価を得て陶磁器の輸出品の花形として多くの作品が海外に渡った。しかし、戦後繁栄した「セト・ノベルティ」も1980年代以降急速に衰退し、表舞台から消えてしまいました。
また、瀬戸といえば日本有数のやきものの産地であり、千年余りの歴史を有するが「セト・ノベルティ」の歴史は百年余りと比較的浅く、輸出向けの製品が多かったこともあり国内の知名度は高くはありません。 本展示では知られざるノベルティの魅力を紹介し、愛新陶器の作り上げた文化を伝えていきたい。
今回は、当館が所蔵している愛新陶器によって作られたノベルティ(陶磁器製の人形・置物)の数々による“仮面舞陶会”を紹介します。
コレクションの多くは名前がわからないものが多く、ほとんどが仮名です。学芸員を目指す実習生が作品の正体を暴き、思い思いにタイトルをつけてみました。名付けて“仮面舞陶会”。皆さまの参加をお待ちしております。
要予約
8/12〜9/10まで休館しております。休館中ではありますが、学芸員実習生の展示をご覧になりたい方はTwitterのダイレクトメッセージ(封筒マークをクリックしてください)でご予約ください。
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